ワインショップFUJIMARUオープンのきっかけ
世の中にまずいワインはない。
私たちは本気でそう思っています。
あるのは趣向の違い。
どんな素晴らしい味わいであっても、
どんな高価なワインであろうと、
飲み手の好みでなければ、その価値はありません。
しかし、これほどまでに沢山のワインが世界中から輸入され、情報が氾濫している日本のマーケットにおいて、
自分の好みの一本を見つけだすことは知識・経験のない方にとってなかなか難しい。
毎年の作柄や時間の経過によって味わいが変化することも、ワインを分かりにくくしている原因でしょう。
そこで必要なのが、ソムリエやワインアドバイザーといったプロフェッショナルです。
星の数ほどあるワインと千差万別な人の趣向とをマッチングさせる仕事こそ私たちの使命だと感じ、
ワインショップFUJIMARUをオープンさせました。
『時代に消費されない本質的な食の知』を提案
ワインショップとして歩き出したFUJIMARUは、ブドウ作りからワイン醸造、レストランへと輪が広がりました。
そして、ワインショップとしても沢山の素敵なお店と繋がることができました。
そして、いろんな角度からワインというものを見てきました。
その中で様々な流行や廃りを経験し、業界が凄いスピード変わっていくような、
その速度に追い付かなければ消えてしまうような錯覚に陥ることもありました。
ただ、本当に世の中は変わったのでしょうか?
確かに20年前にコンビニエンスストアがこれほど広がるとも思えなかったですし、
10年前にスマートフォンがこんなに進化するなんて想像もできなかったかもしれません。
でも、そのどちらもが人間にとって本当に必要だから広がったのだと思うのです。
どんな業界であっても人が必要とするものは、形や名前が違うだけで、
本質的にはずっと変わっていないのではないでしょうか?
私たちは、ワインは人にとって必要なものだと本気で考えています。
だからこそ、飲まれ続けてきたのです。
世の中の流れに右往左往するのではなく、『時代に消費されない本質的な食の知』を提案し、
日本でもワインをもっと必要とされるような存在にしていくことがFUJIMARUの歩むべき
道のりであり、存在理由なのです。
ワインの持つ『多様性』で橋渡し
私たちの会社名であるパピーユとはフランス語で「味蕾」、舌の味覚細胞のことです。
ワイン商として、自分たちが産地に赴き、生産者に会い、テイスティングし、納得したワインをご紹介いたします。
ワインにはクラシックやモダンなスタイル、ナチュラルワインなど様々なタイプがありますが、
私たちはそこに優劣をつけるのではなく、ワインの持つ最大の魅力である『多様性』を尊重し、
生産者とお客様との橋渡し役を担うことがワインショップとしての最大の役割だと考えています。
私たちが本当にご紹介したいワインは『個性豊かなワイン』です。
ただのアルコールとして、嗜好品としてだけの飲み物ではなく、産地の風景や生産者の顔が遠く透けて見えるようなワイン、
また、日常の中で色んなシチュエーションに寄り添うような、日本人の生活に溶け込めるようなワインを提案したいと思っています。
その結果、醸造テクニックを用いて造りこんだスタイルより、ナチュラルなスタイルのワインが必然的に多くなっています。
またワインは生鮮食品と同じように、美味しく飲んでいただくためには温度管理が欠かせません。
各ショップのセラー以外にも15℃に保たれた自社定温セラー(常時3万本以上)を備えています。
ワインショップFUJIMARUの飲食部門
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